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ポータル事業者とEC事業者

ポータル事業者とEC事業者にとって、ネット広告は大事な収益源の一つになっている。この媒体主(ポータル事業者とEC事業者が媒体主にあたる)と広告主(広告を出稿する一般企業が広告主にあたる)を仲介する役目をになっているのが、ここで紹介するネット広告事業者だ。ネット広告事業者は、大きく二つのタイプに分かれる。一つは、ネット広告だけを取り扱う、専業のネット広告事業者。もう一つは、「メディアレップ(二次代理店)」と呼ばれる、媒体主と大手広告代理店の仲介をするネット広告事業者だ。電通や博報堂などの大手広告代理店は、今のところネット広告を直接扱うことはない。メディアレップを経由して、媒体主と広告主の間を仲介しているだけだ。

インターネットの商用利用について

インターネットの商用利用については、アメリカのネットワークの発展の歴史と深い関係があります。まず国防総省の研究ネットワークであるARPAネット。これは、アメリカという国が、研究用にトップレベルの大学だけを専用線でつないだネットワークです。そして対極的に、ボランティアで運営されているUSEネット。こちらは庶民の手づくり、電話回線を使ったバケツ・リレー式のネットワークです。どちらも強力な広いネットワークでしたが、ARPAネットが国家の予算で運営されていたこと、USEネットがボランティアのバケツ・リレーでやっていたこと、この二つのことはどちらも、一個人が私的な利益を求めるために使うこととは対立する条件です。片や、国の予算を個人の利益のために使ってはいけないし、片や一個人の利益のためにみんながバケツ・リレーをするというのは合わない話です。

ネット業界について調べよう

ネット業界について調べようとすると、企業の業績や創業者の言動などについての書籍はたくさん出版されているものの、「ネット業界への就職」についての書籍はあまり出ていないのが現状だ。そのため、ネット業界への就職について調べるのならば、「IT業界」の就職情報誌を参考にするのがもっとも参考になるのではないだろうか。そうはいっても、IT業界の中には電話会社やコンピュータを開発している電機大手なども含まれる。こうした会社は、高度成長を支えてきた日本の基幹産業なので、ネット業界とは会社の体質も求める人材の質も大きく異なるはずだ。当然、就職に対する考え方も違いがあるだろう。ネット企業はインターネットが商業化されて一般の人でも自由に接続できるようになった後(つまり、1990年以降)に出現した新しい企業からなる業界で、IT業界の中でももっとも新しい企業群だ。