子どもが自室で食事をしている理由は、「好きな番組を見ながら食べたい」から。もちろん、この子の親は、それを許しているのです。NHKの番組では、小学生を対象に取材していましたが、中学生であればさらに、テレビの他にパソコン、ケータイでのメールなどが加わるでしょうから、「子どもの一人食」は、相当数になるものと思われます。私には、子ども部屋での食事を許す親の気持ちが理解できません。ただ確実に言えることは、「家庭の食文化」が崩壊しつつあるのは、共働き夫婦が増えたことや外食産業の発達などにその原因があるのではなく、家庭内部にこそその原因があるという点でしょう。
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こうした家庭では、家族の絆も弱まっていくはずです。NHKの番組で一人きりの食事風景を描いた子どもの部屋は、どれも広くて快適に見えました。部屋には専用のテレビとゲーム機が並び、子どもの要求はほぼ叶えられているかのようです。ただし、こうした家庭では、夫婦の寝室は狭く、夫の書斎はもちろんのこと、妻の化粧台を置くゆとりもない場合が多いようです。