サトウキビは沖縄の大切な基幹農作物。収穫量のほとんどは白い砂糖になるが、小さい島のサトウキビは黒糖になる。そして、黒糖は沖縄の代表的な特産品のひとつでもある。だが、黒糖大好きという子供は少ないはず。独特の香りと甘さだけでない複雑な味は子供の味覚にはなじまず、私自身も黒糖を好きになったのは、正直なところ大人になってから。お菓子入れの中に黒糖を入れるのは、子供心に「ヤメテー」と思っていた。それが、この頃では子供の頃敬遠していた、ポロポロ崩れて、ちょっと苦くてしょっぱい感じの複雑な味のするほうを選んで購入する。どうも黒糖は大人の砂糖のようだ。大人になって白砂糖と黒糖を混ぜる技も覚えた。葛餅をつくるときなど、コクを出すために白糖と黒糖を混ぜて使う人も少なくないはずだ。味覚的な理由だけではない。健康のために黒ゴマをすったものと黒糖を混ぜて食べるという人もいれば、二日酔い対策のために黒糖を常備しているという人もいる。
夏のアジアといえば誰もがビーチリゾートに繰り出す。だが、それではあまりにワンパターンではないか。アジアにも涼しい場所はいくらでもある。では、その高原にある避暑地をいくつかご紹介しよう。まず台湾、この島には3000メートル以上の高山が133座あり、中央の雪山山脈には「神木森林区」と呼ばれる古木の森がある。樹齢1000年以上の古木が62株。いずれの樹にも樹齢と風貌に合わせて中国歴代の人物名がつけられている。最も古い「孔子神木」という桧はなんと樹齢2540歳。我が屋久島の縄文杉もピッタリの森の王様である。神木の森へは台北から車で約3時間。棲蘭山麓にある森林遊園地から案内人付きの車で登る。標高は1600メートル、澄み切った空気の中で森林浴の極楽気分が珠わえる。遊園地には清潔で快適なホテル「棲蘭山荘」もあり、ここを起点にハイキングが楽しめる。また島西部の台中から南へ71キロの渓頭森林遊楽区は国立台湾大学の実験林区で松、竹、杉、桧、竹林などが手つかずのまま生い茂る。温泉が多い台湾では森林浴の後、サッとひと汗流すのもよい。
北京でいちばんのおすすめは三里屯というエリア。ここは、北京の中でもいちばんの遊べるスポットで、バーやクラブが密集しているところ。インディーズブランドのセレクトショップやおいしい中国茶カフェもあるので、ぶらぶらと歩くにはもってこい。店の変動も激しく、1年前の店がもうない、なんてことは当たり前だ。また、北京は中国の先鋭アーティストが集まる街。大きなデパートには、パリコレでも評判だったような新鋭デザイナーの作品が比較的安く売られている。これからいちばん伸びる可能性を秘めるといわれ、世界の注目を集めている中国系デザイナー、先物買いなら北京でぜひ。そして、上海の准海路周辺のデパートには、比較的まともな雑貨がある。また、老街(アンティーク街)といわれる車台路、呉中路には骨董品の店がずらりと並んでいる。